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【第33回】食中毒予防の三原則とは?

暑い季節は体力を消耗しがち。
体力を維持するためにしっかり食べて栄養を摂ることが大切ですが、季節柄、食中毒には十分に気をつけなければなりません。

食中毒は飲食店での発生件数が多く、ニュースでもよく報道されています。しかし、家庭での食事でも発生しています。
家庭における、食中毒を防ぐためのポイントを確認しておきたいと思います。

食中毒の主な症状は、腹痛や下痢、おう吐、発熱などがあります。
主な原因は「細菌」と「ウイルス」で、これらが体内に入ることで食中毒が発生します。

食中毒予防の三原則は、細菌を「付けない」「増やさない」「殺す」です。

「付けない」

・調理を始める前や、生の肉、魚、卵などを取り扱う前後に手を洗う
・まな板は使用の都度、きれいに洗う
・生の肉をつかむ箸と焼けた肉をつかむ箸は別のものを使う

「増やさない」
・細菌の多くは高温多湿な環境で増殖が活発になるので、低温で保存
・生鮮食品やお惣菜などは、購入後、できるだけ早く冷蔵庫に入れる
・冷蔵庫に入れても早めに食べる

「殺す」
・ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅するので、加熱をして食べる
・特に肉は中心部を75度で1分以上加熱する
・肉や魚、卵などを使った後の調理器具は、洗剤でよく洗ってから熱湯で殺菌する


各ご家庭では、食材選び、保存方法、調理方法など、日々気をつけておられるかと思いますが、改めてご注意ください。


(厚生労働省:家庭でできる食中毒予防の6つのポイントhttps://www.mhlw.go.jp/www1/houdou/0903/h0331-1.htmlをもとに作成)