Column
8月20日は「蚊の日」です。
1897年8月20日、イギリスの細菌学者ロナルド・ロスが羽斑蚊類の蚊の胃の中からマラリアの原虫を発見したことが由来となっています。
翌1898年には、鳥を使った吸血実験によって蚊がマラリアを媒介することを証明しマラリア感染の原因を突き止め、1902年にはノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
他にも蚊が媒介して起こる感染症には、デング熱、チクングニア熱、ジカウイルス感染症、日本脳炎、ウエストナイル熱、黄熱などがあります。
日本においては日本脳炎以外の蚊媒介感染症は海外からの輸入感染症としてみられていますが、デング熱に関しては2014年に国内感染例が報告されました。
これらの感染症の治療法としては対症療法が中心のため、感染してからの治療よりも蚊に刺されないための対策が重要です。
蚊はバケツやジョウロなど、水がたまるところに発生します。
植木鉢の水受けや、公園の遊具などにできた水たまりにも発生しますので、お子様と遊ぶ際などには長袖・長ズボンの着用や虫よけ剤の使用をおすすめします。
蚊は夕方から明け方にかけて活発に行動しますので、この時間帯は特に注意が必要となります。
頻繁に開け閉めする玄関や窓には蚊取り線香を設置するのも効果的です。
ご自身や大切な人が蚊を媒体した感染症にならないよう、注意して生活しましょう。
参照:厚生労働省HP(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164483.html)
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